ビー・ヒア・ナウ

というお芝居がありました。

私がまだ花の女子高生(という雰囲気ではなかったけど)

だったころのことです。

第三舞台のお芝居でした。

確か、最後の独白で、

・・・や違う、「ごあいさつ」だな、

鴻上尚史のお友達でお金もちの子がいて

おもちゃをいっぱい持っていて、

おもちゃ箱の下のほうに埋もれている

遊んでいるところも見たことないような

もういらないだろうおもちゃを「ちょうだい」というと

「だめだよ、それ僕大好きなんだから」といって

しばらくそのおもちゃで遊び、

でもまたしばらくするとずっとおもちゃ箱の下に放置され・・・

でも鴻上さんたちはそれを見ても何故か怒るとかはなく

「ああ本当に好きなんだな、じゃあしょうがない」

というように思った、という話があったように記憶してます。

本当に大事なもの、なんだけど、

それを普段から自覚することは難しい・・・

それを助けるような友だちになりたい、というような。

「無くなる(可能性がある)」ってことを自覚すると

その大事さがわかるもんだね。

いまあるものの大事さって自覚するの、難しい。

むーん。