というお芝居がありました。
私がまだ花の女子高生(という雰囲気ではなかったけど)
だったころのことです。
第三舞台のお芝居でした。
確か、最後の独白で、
・・・や違う、「ごあいさつ」だな、
鴻上尚史のお友達でお金もちの子がいて
おもちゃをいっぱい持っていて、
おもちゃ箱の下のほうに埋もれている
遊んでいるところも見たことないような
もういらないだろうおもちゃを「ちょうだい」というと
「だめだよ、それ僕大好きなんだから」といって
しばらくそのおもちゃで遊び、
でもまたしばらくするとずっとおもちゃ箱の下に放置され・・・
でも鴻上さんたちはそれを見ても何故か怒るとかはなく
「ああ本当に好きなんだな、じゃあしょうがない」
というように思った、という話があったように記憶してます。
本当に大事なもの、なんだけど、
それを普段から自覚することは難しい・・・
それを助けるような友だちになりたい、というような。
*
「無くなる(可能性がある)」ってことを自覚すると
その大事さがわかるもんだね。
いまあるものの大事さって自覚するの、難しい。
むーん。