23←→30と32←→39の違い

大学を出てすぐ入った会社の先輩Oさん

ちょうど30歳になったところで

でもその頃の私には30歳はうんと上に思えたものだ。

私より2つ歳上の「もうすぐ結婚して会社やめま~す♪」

という先輩(名前忘れた)とは犬猿の仲というより冷戦状態、

私もその先輩(名前忘れた)とはあまりウマが合わず

避けるほどでもないけどまあ必要以上に近づきはしなかった。

でもOさんはどういうわけか私を可愛がってくれ

隙あらば飲みに連れて行こうとするのはちょっと困ったけど

(何しろ当時の私はお金がなかった)

でもイヤミのない人で、私としても楽しかった。

当時その会社に30歳過ぎた女性というのは殆どいなくて、

いろいろなことを真正面から受け止めてたはずだ。

今思うと。

「自分をオチにする」タイプの優しい人で

周囲もいろいろ言う人が多く(本人はまったくの冗談、のつもり)

いつも笑顔だったけど、結構抱えてたものも多かったんじゃないか。

今思うと。

(そういうところは見せなかったけどね。)

「歳を取ると指の指紋が消えるから紙がめくりづらい」とか

「ダイエットが趣味になりつつある」とか

今はその言葉がよくわかる。

「あ、白髪!抜いて!」なんて同じ年頃の男性の先輩と話してるのを

「また大人の会話してる~」なんて笑いながらケロっと言っていた。

今なら仲間として「や、抜かないほうがいいらしい、増えるらしい」とか言える。

カサカサという袋の音を聞いてPCの脇から顔を出す私を

「実家の犬みたい、お菓子と思って寄ってくるとこ同じ」と笑い、

作業に夢中になり思わず椅子の上で正座状態になっていた私を

上司とふたりで「注意すべきか、いや、お行儀がいいのか?」と

悩んでいたOさん、今、どうしてるんでしょう。

<ひとこと>

現在の職場のウワサの彼は3日連続でお休みです。

「追伸:嫁にうつしました。」

とメールに追記するより、作業指示をひと言でもいいからして欲しい。

それに関西人以外が「嫁」と奥さんを呼ぶのは偉そうに聞こえる。

(と思うのは私だけ?)