大学を出てすぐ入った会社の先輩Oさん
ちょうど30歳になったところで
でもその頃の私には30歳はうんと上に思えたものだ。
私より2つ歳上の「もうすぐ結婚して会社やめま~す♪」
という先輩(名前忘れた)とは犬猿の仲というより冷戦状態、
私もその先輩(名前忘れた)とはあまりウマが合わず
避けるほどでもないけどまあ必要以上に近づきはしなかった。
でもOさんはどういうわけか私を可愛がってくれ
隙あらば飲みに連れて行こうとするのはちょっと困ったけど
(何しろ当時の私はお金がなかった)
でもイヤミのない人で、私としても楽しかった。
当時その会社に30歳過ぎた女性というのは殆どいなくて、
いろいろなことを真正面から受け止めてたはずだ。
今思うと。
「自分をオチにする」タイプの優しい人で
周囲もいろいろ言う人が多く(本人はまったくの冗談、のつもり)
いつも笑顔だったけど、結構抱えてたものも多かったんじゃないか。
今思うと。
(そういうところは見せなかったけどね。)
「歳を取ると指の指紋が消えるから紙がめくりづらい」とか
「ダイエットが趣味になりつつある」とか
今はその言葉がよくわかる。
「あ、白髪!抜いて!」なんて同じ年頃の男性の先輩と話してるのを
「また大人の会話してる~」なんて笑いながらケロっと言っていた。
今なら仲間として「や、抜かないほうがいいらしい、増えるらしい」とか言える。
カサカサという袋の音を聞いてPCの脇から顔を出す私を
「実家の犬みたい、お菓子と思って寄ってくるとこ同じ」と笑い、
作業に夢中になり思わず椅子の上で正座状態になっていた私を
上司とふたりで「注意すべきか、いや、お行儀がいいのか?」と
悩んでいたOさん、今、どうしてるんでしょう。
<ひとこと>
現在の職場のウワサの彼は3日連続でお休みです。
「追伸:嫁にうつしました。」
とメールに追記するより、作業指示をひと言でもいいからして欲しい。
それに関西人以外が「嫁」と奥さんを呼ぶのは偉そうに聞こえる。
(と思うのは私だけ?)