おばあちゃん

誰でもそうだと思うが、

自分にはお金をかけるところ/かけたくないところがある。

私は、本/CD/DVD関係、アルコール/菓子/変わった食べ物にはお金をかける。

幼い頃から「本ならいくらでも買ってやる」と言われて育ったからか

(その割には本好きにはならなかったな)、

本はいくら買っても罪悪感を感じることはない。

CDも最近はあまり買わなくなったが、中古などでドッサリ買う。

普段の食事にはあまりお金をかけたくない。

自分でご飯を炊いて「ゆかり」で食べたり、

「不味い」とみんなは言う学食で食べたりでいい。

でも屋台で美味しそうなものを見かけると試さずにはいられない。

飲んだことのないビールをみかけると飲んでみたくなる。

お菓子も、ミント味のオレオがいい例で、試したくなる。

(そして美味しいとまた買うのだが・・・)

洋服にもあるこだわりはあるが、

セントジェームスのボーダーではなくベルメゾンのボーダーで構わない。

無印良品ギンガムチェックでいい。

ユニクロのTシャツ/ジーンズでいい。

装飾品には興味がないけど、カバンにはこだわる。

自分から見えるものだし、使い勝手の問題も多いにある。

靴は外反母趾の偏平足なのでこだわらないとマズイ。

手ぬぐい、マグカップ、水杯、スプーン&フォーク・・・

自分を飾るものではなく、自分が使うものにはこだわる。

お金をかけてもいい(かけられる額にも限度はあるけど)。

でも化粧品はちふれだ。

お金をかけたってどうせ・・・(モゴモゴ)という気持ちもあるけど。

とまあ、そんな長い前置きとはほとんど関係がなくって・・・

交通費にお金をかけるのが嫌だ。

今日はちょっと離れた繁華街まで行った

歩くのはちょっと無理がある。バス代1元。

そこから別のスーパーに行く用事ができた。

路面電車に乗れば1元。

道はよくわからないけど、駅で3つくらい、多分歩ける。

とテクテク歩いていた。

今日は比較的暖かく、日差しもよく、気持ちよく、

景色を眺めながら、写真を撮りながら。

この写真を撮っていると、おばあちゃんが話しかけてきた。

何を喋っているのか私が聞き取れるのはほんの少しだが、

私が日本人だと言ってもニコニコいろいろ説明してくれる。

そして最後に「今いくつだ?二十何歳だ?」と言うので

「・・・三十ウン歳です・・・アハハ」と言うと

「アハハ、アハハ、そんなに年取ってるわけじゃないよ」

と笑って去っていった。

いろいろな意味で、あたたかい気持ちになった。

おばあちゃんの画像