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仕事関係のはなし

日々、仕事やらプライベートやらで外国人と接している今の私を

「絶対一生海外になんか行かない!!!」

「ここは日本なんだから日本語でいい、外国語なんて必要ない!!!」

と息巻いていた20歳の頃の私に見せてやりたい。

信じられないだろうな。自分なら信じないね。自分だけど。

今のお仕事は現実的なアレコレが見えてちょっと萎えそうなときもあるけど、

それ以外のどうでもいいことに振り回されてキレそうになるときもあるけど、

基本的には楽しい。

自分は外国人留学生より日本人学生の留学のお世話がメインなのだけど、

全く留学に興味のなかった子がいろいろあって留学して、

行く前も行った直後もいろいろあって(正直疲れた)、

でも結局は楽しそうにやっていて(今も旅行に出かけている)、

親御さんも留学先を訪ねて行ってその成長ぶりを見て

「行かせてよかった」と言ってくれたりする。

1ヶ月間の夏期研修に参加した子の報告書に

「最初はその国に対する印象はひどく悪かった、でも実際行って、

人に接してみて、すごく優しい人が多くて楽しくて全く印象が変わった」

なんて書いてあったりする。

嬉しい。

実は私が自分が留学した国がとてもキライだった。

なんか危なそう、怖そう、声デカイ、マナー悪い、自己主張激しい、

自分のことばっかり、お金お金お金、におい、その他もろもろ・・・。

ボランティアでその国の人と接してるうちに

まあ、悪い人ばかりでもない、かも?

くらいの気持ちにはなった。けど、やっぱりキライ。

歴史とかも全然興味ないし。雄大な自然よりも都市好きだし。

声デカイのキライだし。

そもそもはマレーシアに1年くらい滞在したいな~から始まったのが

マレーシアだとビザのことや勉強できる言語(英語)の問題があったり

「大好きだから楽しい楽しいばかりで終わっちゃうんじゃないか」

「留学しなくても絶対また行くだろうし」と変なストイックさが出てきて

まあ先の仕事のこともあるしね、とシンガポールに変更。

ところが高すぎて(涙)翌日には台湾に変更。

それから台湾についていろいろ調べていくうちに盛り上がり、行く先も決めて・・・

とすっかり台湾で決まりかけたのが、

「台湾だと楽しい楽しいで終わるんじゃないか」

「台湾人は基本的に親日だからチヤホヤされて終わるんじゃないか」

「そもそもそんなに親日なのって世界で台湾だけじゃないか」

「台湾に行って世界なんて見られないんじゃないか」

なんて変な考えがまたムクムクと出てきて、

「キライキライって、そもそも実際はよく知らない、見てから言おう」

「キライだからこそ行ってみよう」

という決意に変わってしまった。

あああ。

またここで「つい変なほうを選ぶ」「広い道より狭い道を選ぶ」性質がでちゃった。

(以降たびたび後悔することにもなる。)

でも結果として、その国に留学してやっぱりよかった。

もうちょっと自分の好きなところ(南方)にしてもよかったかなと思うけど。

その国の人の優しいところ、熱いところ、人間らしくてかわいいところ、純粋なところ、

なんか一生懸命なところ、面白いところ、そんなことに接することが出来たし、

モチロン嫌な人もいたし騙されたりしたしスリにもあったしキレることも多かったけど、

ナンダカンダ言って、「なんだか憎めない」って風に変わった。

自分の目で見ても「やっぱりどうにもキライ」っていうのもあると思う。

ただ人から聞いただけでキライっていうのはとても残念。とてもとても残念。

それにキライなものは少ないほうが楽。楽しんだほうが楽。

・・・ま、もう一回留学するとしたら台湾にすると思うけど(コホン)。

今の日本人は留学する人が減ってるんだって。

お金も行くチャンスもあるのに行かないんだって。

昔より何でもアリに見えて、実際はすごく仲間内で固まってるんだって。

実際はすごく違うものや人と違くなることを恐れてるんだって。

負けちゃうよ。

いいのかね。